この事例の依頼主
女性
相談前の状況
依頼者様は、ご主人とお子さんとの3人家族でした。ご主人が転職を繰り返しており、収入が安定せず、足りない生活費を補うために借入れを開始したとのこと。そのような状況下で、ご主人の転職にズレが生じ、収入がない月が発生し、債務が大きくなったことから、返済ができなくなったとのことで、ご相談に来られました。
解決への流れ
相談でお聞きした内容から、返済を続けていても生活再建は望めないと判断し、自己破産の方針を固めました。依頼者様はご主人には知られたくないとの要望でしたので、ご主人には知られないよう配慮をして手続を進めました。但し、生活費の不足が原因であり、生活状況の改善も不可欠と判断し、ご主人に打ち明けて協力してもらうよう勧めました。ご依頼より約1ヵ月経過した頃、依頼者様がご主人に債務があることを打ち明けたとのことで、ご主人も自己破産手続や今後の生活再建に協力することを約束してくれました。その後、自己破産の申立てを行い、ご依頼より約2ヵ月ほどで破産手続開始決定及び廃止決定がなされ、免責審尋も経て約3ヵ月後に免責決定も頂きました。
依頼者様のご意向に従い、ご主人には隠した状態での準備を進めていましたが、やはりご主人の協力を得ることができたことが迅速に手続きをすすめることができたポイントだと考えております。自己破産に至る原因や経緯、その家庭状況も様々です。それぞれの状況に合わせて最善の方法を選択するのが弁護士の仕事だと思います。生活費不足で借入れを開始したけれど、返済が苦しい、という方は躊躇わず当事務所にご相談頂ければと思います。