犯罪・刑事事件の解決事例
#任意整理

将来の利息をカットし、返済総額や毎月返済額を抑えることができました

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赤渕 由紀彦 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人赤渕・秋山法律事務所
所在地北海道 札幌市中央区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

30代で会社員をされている相談者の方で、ボーナスが少なかったときにカードローンを利用するなどして借金が増え始め、現在は、合計200万円程度の借金があり、毎月5万円程度の返済が必要な状況となったとのことでした。現在は借り入れと返済を繰り返しているものの、返済をしても半分程度が利息に取られてしまい、元金がずっと減らないままであり、いつまでもこの状態が続くのかといつも悩んでいるということで、何か解決策はないかと考え、ウェブサイトで当事務所を見つけ、相談に来られたとのことでした。

解決への流れ

この相談者の方は、毎月の返済が不可能となったわけではありませんでしたが、毎月の返済の負担は小さくなく、また、毎月返済をし続けても借金の元金が減らないことに強い負担を感じていたとのことです。200万円の借金で、利息が年15%とすると、利息だけで年間30万円・毎月2万5000円を返済しなければならず、かなりの負担となっていました。相談者は、今後、借り入れをするつもりはなく、いまある借金をなんとか完済したいとのことでしたので、弁護士が入っての任意整理という方法をご提案しました。これは、弁護士がローン会社・消費者金融などと協議をし、今後の利息をカットしてもらったり、毎月返済額を減額してもらうという方法です。借金の元金額は減らないのですが、利息の負担が減るだけでも返済総額はかなり差が出てくることになります。相談者の場合、当事務所に依頼していただき、当事務所にて交渉を続けました。その結果、元金200万円について、今後の利息はゼロとし、毎月3万円ずつ5年半程度支払うことで、借金が完済できることになりました。相談者の方も、それであれば支払っていけるとのことでしたので、それで解決とし、その後は予定どおり返済を行ってもらい、無事に完済となりました。

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赤渕 由紀彦 弁護士からのコメント

任意整理というのは、元金については全額の返済をするものの、利息をカットしてもらったり、毎月の返済額を抑え、返済期間を長くしてもらうなどする手続きです。借り入れをしているご本人が交渉してもある程度応じてもらえるケースもありますが、弁護士が代理人として対応しないと応じてもらえないことも多く、当事務所でも多くの方から依頼を受けて対応しております。自己破産や個人再生とは異なり、返済額を大幅に圧縮することはできませんが、今後の利息の負担が軽くなり、返済時期のめどがつくだけでも安心される方が多く、実際の返済総額にも相当な差が出てくることになります。いまのままの返済が全く不可能ではないものの、かなり苦しいという方や、この状況をずっと続けていくのは負担が大きすぎるという方によくお勧めする方法となります。この方法でいつでも解決できるとは限らず、一定の条件が必要となってきますので、任意整理をお考えの方は、お早めに弁護士へご相談いただくことをお勧めいたします。